自己破産するまでは、朝、起きたら、毎日、今日は、どこへ借りに行こう、あそこへ、いくら借りに行こう。どこそこは、これだけなら貸してくれるだろう。とか、そんなことばかり考えていました。今、考えると、少し笑えます。 自己破産体験談を語る前に、なぜ私が自己破産しなければならなかったかについて書きたいと思います。自己破産をする人に多いのが遊興費(男の三拍子、飲む、打つ、買う)に多額の金を費やして、最後にどうにもならなくなって自己破産、というのが多いようですが、私の場合は少し違います。私の自己破産は遊興費に、多額の金を費やしたというものではありません。私が自己破産したいきさつというのは、自身の経営する会社の資金繰りが、おかしくなったのが、そもそもの原因です。他の人の自己破産体験談を読むと、遊興費におかねを費やした人の場合、電信柱の広告、いわゆる090金融というのですか、ああいった金融会社に借入を申し込んだりするそうですが、私の場合は、いきなりああいう金融会社に借入を申し込むようなことはしませんでした。まず、当然のことながら会社の資金繰りが悪くなると、メインバンクの地方銀行や信金に借入の申し込みをします。自宅の不動産が担保に入ってしまっていることは言うまでもありません。銀行は、いい顔をしなかったのですが、それでも長年の付き合いだからどいうので、渋々、貸してくれました。私が自己破産してしまうと、貸した分が、全額不良債権になるからです。銀行内部の事情もあったでしょう。